ピラティスは基礎代謝を上げるのか【研究データで検証】
ピラティスは基礎代謝を上げるのか【研究データで検証】
結論:基礎代謝の大部分は筋肉量に支えられています。2025年のメタアナリシスではレジスタンス運動がサルコペニア傾向の高齢女性の筋肉量・筋力改善に有効と報告されており、レジスタンス要素を含むピラティスは基礎代謝の維持・向上に理にかなったアプローチです。ただし「1回で劇的に代謝が上がる」といった即効性のある変化ではなく、継続的な筋肉量の変化が前提になります。
「代謝が上がる」という言葉はよく使われますが、実際に何が起きているのかを研究データをもとに整理します。

基礎代謝と筋肉量の関係
基礎代謝の大部分は筋肉をはじめとする除脂肪組織によって支えられています。つまり、筋肉量が減れば基礎代謝は下がりやすく、筋肉量を維持・増加できれば基礎代謝の低下を防ぎやすいという関係があります。加齢とともに筋肉量は自然に減少していく(サルコペニア)ため、何もしなければ基礎代謝は年齢とともに下がっていく傾向にあります。
研究から見る筋トレ系運動の効果
研究1:サルコペニア高齢女性へのレジスタンス運動(2025年)
2025年に発表されたシステマティックレビュー・メタアナリシスでは、サルコペニア(加齢性筋肉減少)傾向のある高齢女性においてレジスタンス運動(筋に負荷をかける運動)が筋肉量・筋力・身体機能の改善に有効であることが報告されています。
研究2:閉経後女性の体組成とレジスタンストレーニング(2023年)
閉経後女性を対象とした研究でも、レジスタンストレーニングが筋力・筋量の維持に寄与することが示されています。閉経状態によって効果の出方に違いがあることも報告されており、年代・ホルモン状態に応じたアプローチの重要性が示唆されています。ピラティスはマシンや自重を使って筋に負荷をかけるレジスタンス要素を含むため、こうした知見の延長線上にあるアプローチと位置づけられます。
「代謝が上がる」の正しい理解
| よくある誤解 | 実際のところ |
|---|---|
| 1回のレッスンで基礎代謝が上がる | 運動直後の一時的な代謝上昇(EPOC)はあるが、基礎代謝そのものの変化ではない |
| ピラティスだけで大幅に代謝が上がる | 筋肉量の変化を伴う継続的な取り組みが必要。個人差も大きい |
| 年齢が高いと代謝は上げられない | 年齢を問わずレジスタンス運動による筋肉量への好影響が報告されている |
基礎代謝を意識した生活習慣のポイント
- タンパク質を毎食意識的に摂る(筋肉の材料になる栄養素です)
- 極端な食事制限による筋肉量の減少を避ける
- 階段を使う、一駅分歩くなど日常活動量(NEAT)も意識する
基礎代謝は運動だけでなく、日々の栄養状態や活動量全体の影響を受けます。ピラティスでの筋力トレーニングを軸にしながら、こうした生活習慣も合わせて見直すと、より効果を実感しやすくなります。
ÉLANでの実践アプローチ

ÉLANでは筋力トレーニング要素を取り入れたピラティスで、将来の体力低下に備えるプログラムをご用意しています。マシンを使うことで、年代や体力に応じた適切な負荷設定がしやすく、無理なくレジスタンス運動を継続できる環境を整えています。
よくある質問
Q. 一回のレッスンで代謝は上がりますか?
A. 運動直後の一時的な代謝上昇はありますが、「基礎代謝が根本的に上がる」には筋肉量の変化が伴う継続的な取り組みが必要です。
Q. 何ヶ月くらい継続すれば変化を感じますか?
A. 個人差はありますが、筋肉量の変化を伴う効果は数ヶ月単位の継続で現れることが一般的です。
Q. プロテインを摂った方がいいですか?
A. 筋肉量の維持・向上にはタンパク質摂取も重要な要素とされています。栄養面も含めて相談できる環境を選ぶと安心です。
まとめ
基礎代謝を高めたいなら、単発の運動よりも筋肉量の維持・向上を目的とした継続的なレジスタンス運動が理にかなっています。ピラティスはそのための選択肢のひとつです。
ÉLANでは筋力トレーニング要素を取り入れたピラティスで、将来の体力低下に備えるプログラムをご用意しています。
体験レッスンのご予約はこちら → https://ellan.jp/(予約ページURLに差し替え)
この記事のお悩みは、ÉLANの初心者向けプログラムで改善できます。
詳しく見る